第15回 JANAMEF Webセミナー

”指導医ハワイ派遣:茨城に学ぶ世界標準の医療教育実装 ”


【茨城県医療人材課長 渡邉 輝夫】
若手医師を育成し、県内に定着していただくためには、質の高い指導医の確保と育成が不可欠であることから、茨城県では平成26年度から「指導医団国外派遣事業」を実施しています。この事業では、県内の医療機関に勤務する意欲ある指導医を、世界標準の教育・指導手法を実践している米国・ハワイに1週間派遣し、研修を行っています。研修では、シミュレーション教育の基本理論、PBL(問題立脚型学習)形式の臨床指導ワークショップ、若手レジデントに対する病棟回診によるベッドサイド教育への同行見学など、多角的なプログラムを提供しています。これまでに30名以上の指導医が参加し、研修成果を地域医療の現場で活かすことで、若手医師の育成と研修体制の充実に大きく貢献していただいています。今回は、昨年度の派遣医師である東京医科大学茨城医療センターの伊東完先生にも参加いただき、現地での経験や学びなどについてご紹介いただきます。

【伊東 完 医師】
日本の医療現場では、需要と供給の不均衡を解消することが急務であり、ホスピタリストの育成が解決策のひとつとして期待されています。しかしながら、日本は制度面の問題や人材不足の影響で、ホスピタリストの育成が容易でない状況にもあります。逆に、ハワイではなぜホスピタリストを育成できているのでしょうか。実際にハワイ大学やクイーンズメディカルセンターを見学して得た知見を紹介します。

[講 師]
茨城県保健医療部医療局
医療人材課長 渡邉 輝夫

神奈川大学経済学部卒
産業戦略部産業政策課、福祉部障害福祉課などへ配属され、防災・危機管理部企画室長を経て、4月から現職。

[講 師]
東京医科大学茨城医療センター 総合診療科 臨床講師
筑波大学 ヘルスサービス開発研究センター 客員研究員
伊東 完 医師

東京大学医学部卒
茨城県立中央病院、東京大学医学部附属病院 感染症内科などを経て、現職。

 

 

開催概要

 

日 時 2025年7月27日(日) 11:00~12:00
形 式 オンライン開催
定 員 100名(Zoom)
参加費 無 料