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麻酔科診療にみる医学留学へのパスポート
シリーズ日米医学交流No.12
公益財団法人日米医学医療交流財団 編
■定価 1900円+税 ■ISBN978-4-89984-127-2
麻酔科学は総合診療であり、手術中の麻酔管理だけに留まらず、手術前後を含めた周術期医療チームとしての関与、そして手術後の集中治療や救急医療とは深い関わりがあり、多診療科、多職種を動かす急性期チーム医療の中核をなすものです。いまだに主治医の壁、診療科の壁が厚い日本の医療では、麻酔科医の仕事は外科医の診療計画の中に組み込まれ、手術室内に終日留まることが多く、急性期のチーム医療の中心になるところまでの成長が達せられていません。これはある意味、日本特有の問題でもあります。(「巻頭言」より)A5判並製・316頁
詳細
麻酔科診療にみる医学留学へのパスポート
シリーズ日米医学交流No.12
巻頭言
宮坂勝之 (公益財団法人日米医学医療交流財団 理事長)
1部 夢実現への第一歩-それぞれの留学体験 PART12-
解説 今後はアジア、ヨーロッパも視野に
野村 実 (東京女子医科大学麻酔科学教室教授)
chapter 1 心臓麻酔漬けの日々 in マレーシア
井野研太郎 (国際医療福祉大学三田病院麻酔科)
chapter 2 もりとみずうみの国から
鎌田ことえ (東京女子医科大学麻酔科学教室)
chapter 3 はじめての留学、はじめての研究
和田浩輔 (カリフォルニア大学サンフランシスコ校麻酔科)
chapter 4 基礎研究留学もいいものです
三尾 寧 (東京慈恵会医科大学麻酔科学講座)
chapter 5 小児外科医から小児麻酔科医へ
名越 真 (南カリフォルニア大学ロサンゼルス小児病院麻酔科)
chapter 6 自分の殻を破ってなにができるか
安東聡子 (エモリー大学附属病院麻酔科)
chapter 7 米国臨床医への夢再び
長坂安子 (ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院麻酔・集中治療・ペイン科)
chapter 8 ピッツバーグ大学麻酔科への招待
酒井哲郎 (ピッツバーグ大学麻酔科)
chapter 9 臨床留学を志して、後悔したことはない
花田諭史 (アイオワ大学麻酔科心臓胸部外科麻酔部門)
chapter 10 アメリカの麻酔科医となって10年
中村めぐみ (シーダーズサイナイ病院麻酔科)
chapter 11 不撓不屈
森田泰央 (マイアミ大学ジャクソンメモリアルホスピタル腹部臓器移植麻酔)
chapter 12 2度のフェローシップで学ぶ
吉村達也 (新百合ヶ丘総合病院麻酔科)
chapter 13 臨床留学の先にあるもの
井上美帆 (京都府立医科大学附属病院麻酔科・集中治療部)
2部 JANAMEF留学セミナー2011-海外留学(大学院修士・博士課課程)にチャレンジしよう!米国それとも欧州?-
chapter 1 卒前・卒後臨床研修プログラムにチャレンジしてみよう
1. ロンドン大学セントジョージ校1ヶ月
外山弘文 (慶應義塾大学大学院医学研究科医学研究系専攻発生・分化生物学教室)
2. コロンビア大学留学体験記
羽入田明子 (慶應義塾大学医学部6年)
chapter 2 大学院修士・博士課程プログラムに入ってみよう
1. 欧州のDoctor of Philosophy
安井正人 (慶應義塾大学医学部薬理学教室)
2. ジョンズホプキンス大学大学院留学体験記
塗谷睦生 (慶應義塾大学医学部薬理学教室)
3. 米国の公衆衛生大学院について
朝倉敬子 (慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学)
4. 英国へ行こう!
西脇祐司 (東邦大学医学部衛生学)
chapter 3 ポスドク研究留学をしてみよう!
イギリス・アメリカ留学を経て-3つの研究室の違い-
平瀬 肇 (独立行政法人理化学研究所・脳科学総合研究センター)
chapter 4 はじめてのマッチング:応募書類の準備-現役チーフレジデントの現場から-
島田悠一 (ニューヨーク・ベスイスラエルメディカルセンター内科)
chapter 5 EU圏における医師免許および専門医取得-男女平等の国、スウェーデンにおける経験-
宮川絢子 (カロリンスカ医科大学病院泌尿器科)
資料1 2013年度 JANAMEF研修・研究、調査・研究助成募集要項
資料2 2012年度 JANAMEF助成者リスト
資料3 環太平洋・アジア基金
資料4 助成団体への連絡及び、留学情報の問い合わせ先
執筆者紹介