No.23 小児病院感染症科の視点からのHospitalist

JANAMEFの助成をいただき、2019~2021年に、トロント小児病院感染症科で2年間の臨床フェローを経験しました。私からは小児病院感染症科の視点から、地域の特性も踏まえてのホスピタリストの考えについて寄稿させていただきます。トロント小児病院は、トロントの中心に位置し、人口約1,500万人のオンタリオ州の高度小児医療の多くをカバーしています。特に固形臓器移植などの場合は州外を含めたカナダ全土からの小児患者が紹介されてきます。医師含め、多くのスタッフが海外出身で、特にフェローに関しては…

No.5 なぜ日本にホスピタリストが広がらないのか ―長年日本で臨床教育に関わる「外人」の視点―

半世紀以上、米国の優れた卒後臨床教育は、世界各国から多くの医学部卒業生(Foreign/International Medical Graduate)を惹きつけて来ました。特に卒後数年までの系統的な臨床教育は内科系、外科系を問わず優れたGeneral Mindを養ってきたと感じています。日米医学医療交流財団(JANAMEF)も長年短期、長期の留学を支援し、とくに黒川清先生が会長に就任されてからはGeneral mindを持つ「日本版ホスピタリスト」の育成に注力してきました。しかし残念ながら総合診療方面に進む日本の若手もなかなか増えてこない印象をもっています。