みなさん、こんにちは。JANAMEFの広報委員会です。JANAMEFメルマガを新たに立ち上げました。会員のみなさまと当財団にゆかりのある方々にお送りします。医療や医学、パブリックヘルス、留学などに関係するコンテンツをお届けします。毎月1回程度での発行予定です。
 
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No.42 2度目の渡米で、日米の医療事情について思うこと

2度目の渡米となり、2019年10月からアメリカ東部・ペンシルバニア州にあるIndependence Health System Westmoreland Hospitalにて心臓外科医として勤務しています。1回目の留学は、2003年1月から2008年12月までの6年間、ピッツバーグにあるUniversity of Pittsburgh Medical Centerで、Research Fellowの後…

No.41 JANAMEFから始まった私の国際化人生

JANAMEFフェローとして1999年に渡米し25年が過ぎた。米国に憧れ、日本を飛び出した私を応援してくれたのはJANAMEFであった。出会いは人生を作るという。暫くの間、私の話を聞いて頂きたい…

No.40 茨城県指導医団国外派遣事業 参加報告

この度、日米医学医療交流財団からの支援を受け、茨城県保健医療部医療局医療人材課医師確保グループ主催の茨城県指導医団国外派遣事業(米国・ハワイ州)に参加させていただきました。私は現在、筑波大学整形外科で手外科・末梢神経疾患の治療を専門としております。また、大学講師の職務についており…

No.39 医学教育者の臨床研究留学

留学を検討したのは、医学教育を体系的に学ぶため、Harvard医科大学のMaster of Medical Sciences in Medical Educationに入学する予定でした。私は同じく米国のJohns Hopkinsの公衆衛生大学院をオンラインで修了した経験がありました。そこで感じたことはオンラインで学べることは多いが、オンサイト、つまりその場にいないと体験できないことも多いということでした。そのため今回の大学院では…

No.38 インターンイヤー上半期を終えて

1.病院の概要 CNHはアメリカの首都であるワシントンD.C.に位置し、周囲のメリーランド州やバージニア州を含めたエリアの小児医療の要として機能しております。ベッド数は323とそれほど大きくはありませんが、ほとんど全ての診療科が揃っており、近隣のクリニックや病院から紹介された小児患者を受け入れています。首都であるため移民も多く、患者の背景や疾患は多種多様です。…

No.37 米国小児科および遺伝科レジデンシー

これまで小児科レジデンシーの中で気がついたメリットとして、圧倒的な患者の数と幅広い疾患の経験です。大学病院プログラムとはいえ、コモンな疾患からレアな疾患、重症度もバランス良く経験できています。また、Nurse practitioner(NP)が軽症例や状態が安定した患者などをカバーしてくれるお陰で、レジデントは重症や複雑な症例に集中することができる環境が整っています…

No.36 日本版ホスピタリスト【短期】助成 研修報告

この度、日米医学医療交流財団からの助成を受け、ハワイ州にあるQueen’s Medical Centerのホスピタリスト部門を見学させて頂きました。今後のキャリアにおいて非常に有意義な経験となったため、その内容を共有させて頂きたいと思います。私は現在大阪の高槻病院、総合内科にて研鑽を積んでいる傍ら、臨床留学を目指しております。今回の研修の目的は主に4つあり、1.米国のホスピタリスト部門の…

No.35 日米のハイブリッド勤務を始めて

米国のホスピタリスト労務では、「FTE」(Full-Time Equivalent、フルタイム当量)という用語が使われます。これは、フルタイムの常勤医として認められるための週の勤務時間や年間のシフト数を意味します。例えば、クイーンズメディカルセンターのホスピタリストの場合、1週間の日勤勤務後に1週間の休暇が基本で、これにより年間182日勤シフト(365日の半分)が1.0FTEとなります。…

No.34 留学を志す後輩たちへ

JANAMEFは米国をはじめとする北米を中心に、欧州、アジア圏において医療・看護その他の医療従事者のための国際交流を支援するというミッションのもとに運営されています。現地留学などのリアルな国際交流にはバーチャルでは得られない価値があり、世の中が部分的なシンギュラリティを迎えた2023年でもその重要性は変わらないと思います。なぜなら、Face to Faceの臨場感のある会話や…

No.33 COVID-19蔓延下の海外留学事情 – ハワイ編

当院の急性期病床575床のうち、約380床をホスピタリスト部門が主科として担当しています。日本では想像しにくいかもしれませんが、これが1990年台から革新的に変化してきた米国の病棟管理体制の結果です。総合内科レジデンシーのトレーニングを完了した医師が主治医となり、他の専門医はコンサルタントとして関わる形になります。米国の平均入院日数は約4日間であり、…